「仲間を返せ!」の署名を提出 6/19 大阪府警、大阪地裁に1140団体、2万3千筆

 6月19 日、ストライキが威力業務妨害とされた事件の公判が大阪地裁でおこなわれた。この
日も組合員のほか支援労組や市民運動の仲間が多数かけつけて、裁判所前に1日中座り込み、朝、 昼、夕方とくりかえし「仲間を返せ」とシュプレヒコールをあげた。
 午後は、まず大阪府警、つぎに大阪地裁に署名を提出した。「憲法・労組法を踏みにじる違法
な捜査をただちに中止せよ」「裁判所は逮捕状の乱発に手を貸すな」「接見禁止の解除、即時保
釈を」「迅速かつ公正な裁判で一日も早く無罪判決を」などを要請する署名は、3か月ほどのと
りくみで1139団体、個人は2万3061筆を集約できた。

「要請ないようにお答えするかどうか検討するが、
検討結果をお答えするかどうかも検討させていただく」

 大阪府警は過剰反応。駐車場入口の門扉を完全に閉め、内側には警備部がずらりと勢揃いして
出迎えてくれたが、門扉前で写真を撮ろうとしたら、サーっと脇に逃げていった。(写真左)。
どの部署に渡して、どのように対処することにしたかは後日返事するとのことだった。
 他方、大阪地裁(写真右)は「慇懃無礼」を画に描いたような対応だった。代表団が「担当裁
判官につたえてほしい。裁判所として要請事項にどのように対処することにしたかを回答してほ
しい」と申し入れたところ、「伝えたかどうか、どのように対処することにしたかをお答えする
かどうかは裁判所として検討しますが、検討結果をお答えするかどうかも検討させていただく」
と人を食ったような回答だった。これが現在の司法の姿だ。